女性ホルモンを整えて健康に

女性ホルモンバランスこそ健康のカギ!

女性特有の症状と「骨盤」の関係とは!


女性の骨盤と男性の骨盤は形が違います!


女性が女性らしく、また女性として生存するためにとても大切な女性ホルモンを分泌する卵巣や子宮周辺の臓器が納められ、守られているのが骨盤です。

男性と女性とではこの骨盤の形状に違いがあることは意外と知られていません。
簡単に表現するなら、

男性の骨盤は縦長、
女性の骨盤は横長。


女性の骨盤は、妊娠後に大きくなる子宮を支え、保護する役割と同時に、出産時に胎児の出口を確保する役割があるために、出口部分が横に大きく広がってできているのです。

男性に比べてやや狭く底が丸くなっています。

女性の身体は男性よりも小さい上に子宮や卵巣の他にも尿道や膀胱、直腸などがひしめき合うように詰め込まれている状態。



女性に冷え性の方が多いのは、この骨盤内のいわば「ギューギュー詰め」で下半身の血行が悪くなり、冷えやすい構造になっていることが原因のひとつなのです。

さらに骨盤底のカーブした形状も冷えの原因であるといわれています。
足の血管は足の付け根部分から骨盤の底を通って背中方面へ向かっていますが、この時、骨盤が大きく曲線を描いた形状になっているために、血管も骨盤のカーブに沿うように湾曲せざるを得なくなります。

このため、血行がどうしても滞りがちになり、これによりむくみ、下腹部の痛み、冷え、微妙な圧迫感などの不快な症状を起こします。

これらは、男性にはない女性だけが持つ骨盤の形状ゆえに起こる女性特有の症状(悩み)なのです。




女性の身体は、病気ではなくても痛むんです!

そしてもうひとつ、女性特有の不快な症状に骨盤が関係する理由があります。
一口に骨盤といってもひとかたまりの大きな骨ではありません。

仙骨
尾骨
腸骨
恥骨
坐骨


などの沢山の骨からできていて、骨と骨の間には隙間があり、いわば骨の縫い目のようになっていて、ゆるんで大きくなったり、締まって小さくなったりできるようになっているのです。

これにより、妊娠で子宮が大きくなったり、生理などでもゆるんだり締まったりしています。
そうすると骨盤内や、周辺の筋肉や血液の流れ(循環)にも影響を及ぼします。

子宮は腸骨やそけい部(脚の付け根部分)に繋がっていますので、子宮に痛みがあれば骨や筋肉にじかに響きます。
脚の付け根(そけい部)の引っ張られるような痛みや脇腹がチクチク痛んだりするのは、これが原因です。

このように特に病気でなくても女性は、女性ホルモンの働きによる生理などで体調不良を感じることがあります。

女性ホルモンとダイエットの方法


骨盤の形状や女性ホルモンの働き、分泌、そして、子宮、卵巣の働きなどは全てひとつづきになって作用しあっています。

たとえば、ストレスで脳の視床下部、下垂体が乱れると、卵巣だけでなく甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの他の内分泌系にも影響を及ぼします。

女性ホルモンの分泌が崩れれば、卵巣の働きが低下し、月経不順、血行、筋肉、関節、自律神経系、免疫系にも乱れが生じます。

これによって、冷え、イライラ、疲労感、様々な痛み、肌荒れなどの症状があらわれます。
そして、この不調がまた卵巣の働きに作用していきます。

このように女性のからだはひとつの臓器ごとに切り離して考えることができない構造になっています。
女性ホルモンを整えることは、女性が女性らしく、イキイキと充実した生活を送る上でとても重要なポイントになります。

女性ホルモンの乱れによる不調は、全身のどこにでも症状となって現れる可能性があります。

その全てに女性ホルモンが関係しているのです。

女性ホルモンをご自分で調節する方法を身につけ、最大限コントロールできるように努めたいものです。
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