女性ホルモンを整えて健康に

女性の「目の下のクマ」の原因と対策、緩和の方法とは!

女性特有の「目の下のクマ」の症状


治りにくい「目の下のクマ」もあります!

目の下のクマには茶色っぽいクマ、青みがかったクマなどがあります。
疲れがたまっていたり、寝不足だったりで鏡を見てビックリ!なんてこともあります。睡眠など休養を十分にとって改善する目の下のクマもありますが、なかなか解消しない目の下のクマもあります。
目の下のクマには、どんな治療、解消法があるのでしょうか。

目の下の皮膚は厚さ約0.6ミリ(卵の薄皮ぐらい)と極めて薄いため、うっ血(血液循環が悪くなって起こるもの)やメラニン色素が薄い皮膚を通して透けて見えるのが「クマ」といわれています。
しかし、本当はそれほど単純なものではなく、疲れや寝不足、ホルモンバランスの乱れなどいろいろな原因が絡み合っています。
ただ、うっ血型タイプが約75%と大多数を占めていますので、その辺を改善すればほとんどの人のクマは改善されます。

女性の「目の下のクマ」の原因は

目の下のクマには大きく分けて2種類あります。

目の下やまぶたなどは、もっとも皮膚が薄い部分です。静脈の血管が外から見えやすく、特に目の下は、体調の状態や疲労が目立ちやすい所でもあります。
皮膚の薄い女性、皮膚の弾力がない更年期の女性、もともと黄ばんだ肌の人などはよく目立ってしまいます。

◆青いクマ・・・静脈の色が青く見せます。
◆茶色のクマ・・・疲労などでうっ血した状態です。

目の下のクマは、生理中の貧血やストレス、疲労による血行不良などで起こることもあります。
ほとんどの目の下のクマは、ゆっくり休養することで改善されますが、なかなか解消しない場合は、貧血が潜んでいる可能性があります。
その場合は、病院での治療が必要です。

女性「目の下のくま」の対策、解消法は

ビタミンEは目の下のクマの救世主!

うっ血による目の下のクマは、「静脈還流不全による血行不良」が原因です。そこで、細かな血栓を取り除く作用のある「ビタミンK」が注目されてきました。
ビタミンKは、植物の葉緑体などで作られるビタミンで、

海藻類
緑茶
ホウレンソウ
ブロッコリー


などに多く含まれます。
内服や注射により血液凝固作用を発揮することが知られていますが最近、塗布することで逆に細かな血栓を取り除く機能があることが明らかになっています。
作用メカニズムはいまだ明らかとなっていませんが、米国では、医療現場から打ち身による内出血の完治を早める効果があることが報告されており、FDA(米食品医薬品局)もその有効性を認定しています。

貧血がないことを最初に確かめてください!
目の下のクマの原因が貧血でないことを最初に確認します。
貧血が原因の場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの症状である可能性があるからです。病院での診察と必要なら治療をうけましょう。
貧血が原因の目の下のクマは、鉄剤、サプリメントで鉄分の補給をすれば、顔色がよくなって目の下のクマが改善されることがあります。

生理痛が重い、月経前症候群などの女性は、女性ホルモンのバランスが崩れていることも考えられますので、目の下のクマが改善されにくい場合は、低用量ピルなどの服用で女性ホルモンのバランスを整えることが必要です。

また、日常でできる目の下のクマの対策としては、頭部のマッサージ、首や肩のストレッチ、全身の血行を良くするための軽い運動を習慣化するなど、目の下のクマの原因と思われる頭部の血行不良を改善する方法があります。


アロママッサージで改善しよう!
ラベンダー
ローズマリー
ジュニパー


などの血行を促進するアロマオイルで頭部のマッサージをします。
入浴中、入浴後などにアロマオイルの香りを楽しみながら行うのがいいでしょう。
半身浴で血行を促進して、目の下のクマと併発しがちな顔などのむくみ対策も同時に行うようにします。

目の下のクマに効くサプリメントとは!

ビタミンB群(肌をくすませる糖分を燃焼させます)
ビタミンE(血行を促進します)
コエンザイムQ10(ビタミンEを再生させる働きがあります)
鉄分(鉄不足は顔色を悪くします)
ビタミンC(鉄分吸収には不可欠です)


目の下のクマにいい食品、食材
菜の花
ブロッコリー
クレソン

などの濃い緑色の野菜

トマト
人参

などの赤い野菜に含まれるカロチノイドが血管の老化を防ぎます。

サバ
イワシ

などの青背魚に含まれるDHA、EPAが血行促進と血液をサラサラにします。

納豆
豆腐

なども血液サラサラ効果があります。




乾燥や目を擦ったりすることで起こる「茶色のクマ」は、乾燥を防ぐことと物理的な刺激を避けることが大切。そうすることで、常時見えていた「茶色のクマ」の印象を薄くすることができます。
肌が乾燥してカサついている人や縮緬ジワが目立つ人は、一年を通じて保湿の高いローションや乳液でお手入れをして、肌が乾燥しないように心がけましょう。

目を擦りすぎて黒化している人は、クレンジングオイルなどの刺激の多いものは避け、クレンジングの際に擦すらないようにしましょう。

目のかゆみなどで目を擦りがちな人は、ドライアイの人が多いもの。目が乾かないように点眼を心がけて、無意識に目を擦らないように気をつけましょう。

血行不良による「青いクマ」の場合は、血行不良を改善するために十分に睡眠をとり、疲れを取り除くことが重要です。
さらに、血行不良を起こすタイプの人は冷え性の人が多いので、冷え性を解消することも大切です。
目の周辺の血行を改善する方法としては、蒸しタオルでホットパックを行い、目の周りを軽くマッサージすることをおすすめします。

目の下のクマをスキンケアで改善しよう!

色素沈着や乾燥による小じわやたるみが原因の「茶色のクマ」。この場合は、タルミや小じわ改善効果の高いビタミンA(レチノール)配合のアイケア化粧品を毎晩のスキンケアに付け加えることがおすすめです。
また、このような「茶クマ」の場合は即効性があるものが少なく、できた「茶クマ」に悩んでしまう方も多いもの。そんなときは、コンシーラーや黄色のコントロールカラーを目の下に塗ると、明るい印象になります。コンシーラー等を使うときは、あまり塗り過ぎないようにして。指で目の下を叩くように広げて薄く塗るようにしましょう。

血行不良による「青いクマ」は、目の周りの血行を促進することが大切。蒸しタオルでのホットパックや、蒸しタオルと冷たいタオルを使って交互に温めると冷やすを繰り返す温冷刺激も効果的です。
目の周りの血行を促進するためのマッサージは、指で擦ると逆効果になりますので、ベビーオイル、ホホバ油やクリームなどをつけて、指のすべりをよくしてから行いましょう。

冷え性を改善するためには、入浴温度をやや低めにして、ゆっくり入浴するように心がけて。軽いストレッチ運動を習慣づけて全身の血行促進にも努めましょう。

また、バランスの良い食事を取るように心がけて。皮膚の状態を良くするためにはビタミンAやC、血行を良くするためにはビタミンE、疲れを取るためにビタミンBなどを積極的に摂取して。

さらに、毎日のスキンケアでは、保湿効果の高いものを使用して。アンチエイジングコスメや美白コスメなどをプラスしてみるのもいいでしょう。

「目の下のくま」はなぜできるの?

目の下のクマは大きく分けて2つあります。

ひとつは、目元の色素沈着によってできる、いわゆる「茶色いクマ」。目の周り全体、あるいは目の下の眼窩(がんか)の骨周辺が黒っぽくくすんだ感じになっているものです。
紫外線や乾燥などによってメラニン色素が沈着して黒く見えたり、洗顔時にゴシゴシ擦ることや目のかゆみなどで擦ったりする物理的な刺激による皮膚の黒化が原因です。

肌荒れのひどい人は、この「茶色のクマ」ができている人が多いもの。また、老化や乾燥によってできる目の下の縮緬ジワが影のように見えるのも、このタイプの「茶色のクマ」のひとつと言えるでしょう。

もうひとつは、目元の周りの血行不良による「青クマ」です。 目の周りの皮膚は非常に薄く、他の顔の部位の3分の1程度の薄さしかありません。さらに、目の周りには細い静脈が密に集まっているため「うっ血」しがちで、リンパの流れも悪くなりがちな部位です。
パソコンをずっと使い続けるなどして目を酷使したり睡眠不足が続くと、うっ血が起こりやすくなります。そして、うっ血した血液が透けて青黒いクマになります。
これは血行不良によるもので、睡眠不足、目の疲れ、ストレス、冷え性など、血行不良を起こす原因を取り除いてあげれば改善できるクマということになります。
また、喫煙でも毛細血管は収縮して血流が悪くなるので、血行不良を起こしがちです。喫煙する方で睡眠不足が続くときなどは、煙草も控えるようにするといいでしょう。
Design by http://f-tpl.com
Copyright(c) 女性ホルモンバランス講座. All Rights Reserved.