女性ホルモンと子宮・卵巣・卵管について
女性は女性の健康のためにもっと女性ホルモンを理解しよう!
卵巣の働き
卵巣は、女性ホルモンを分泌する器官です。
左右の卵管の下に位置し、子宮と細い靭帯で繋がっています。
女性は生まれた時すでに、卵巣の中に数十万個の原始卵胞(卵の元となるもの)を持っていて、11歳から12歳頃の思春期に脳の刺激を受けてこれらの卵胞がひとつずつ発育して成熟卵胞になり、毎月1個の卵子を卵巣から排出し始めます。(これがいわゆる排卵です。)
排卵までは卵巣内で成長してやがて成熟卵胞になると卵巣の内膜についていたイクラ状の卵胞がはじけて卵子が外に排出されます。
卵管の働き
卵管の最大の役割は、卵子を子宮まで運ぶことです。
卵巣から外に出た卵子を受け止めるのが卵管です。
卵管とは、子宮の上部から卵巣に向かって左右に1本ずつ伸びている管。
卵管の先にある卵管采(らんかんさい)で漂っている卵子を受け取ります。
卵管采によって受け止められた卵子は卵管内を通って子宮内部まで運ばれますが、卵管の途中で腟から入ってきた精子と出会うことができれば卵子と精子の受精がおこり、受精卵となります。
子宮の働き
受精卵を出産まで育てるのが子宮の役割です。
子宮内膜に受精卵を着床させ、やがて出産するまで保護し育てます。
子宮は通常は玉子くらいの大きさですが、妊娠することで大きくなり、臨月期には赤ちゃんをスッポリ包み込める直径約50cmくらいにまで膨らみます。
子宮はひと月かけて妊娠に備え、子宮内膜が厚くなり、妊娠しなければ経血となって腟から排出されます。
排卵、妊娠と女性ホルモンの関係
女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンは、排卵と妊娠の過程に大きく関わりを持っています。
エストロゲン
子宮内膜を受精卵が着床できる厚さに整えたり、出産のときには子宮の収縮を起こし、卵子を子宮まで運ぶ働きを促す役割を持っています。
プロゲステロン
受精や着床の環境を整備して、受精卵が着床した後は、妊娠を維持できるように子宮内膜の状態を整えたり、妊娠中の子宮の収縮を抑え、流産を防ぐ重要な役割を果たしています。
女性ホルモンの要!子宮・卵巣・卵管について
女性ホルモンを増やす、女性ホルモン剤で補うことが必要
女性の生殖器は、
卵巣
卵管
子宮
腟
からなっています。
毎月、左右どちらか一方の卵巣から成熟した卵子の排卵が起こり、卵管采が受け取ったら卵管から子宮へ運ばれます。
その途中で精子と出会えば受精し、受精卵となって妊娠。
妊娠しなければ、ひと月かけて妊娠のために厚くなっていた子宮内膜が剥がれ落ちて生理の出血となって外へ排出されます。
卵巣には女性ホルモンの分泌という重要な役割がありますが、万一病気で卵巣を1つ失っても片方が残っていれば機能を果たすことができます。
卵巣について
卵巣は、子宮とともに妊娠・出産に関わる大切な器官。親指の頭ほどの大きさの楕円形で、子宮の両側に伸びた卵管にぶら下がっている灰白色で表面がでこぼこした臓器。
卵巣には生まれたときから原始卵胞という卵子のたまごが数百万個もある。
思春期になると原始卵胞が成熟し、約1ヵ月に1個ずつ卵子となって排出され(排卵)、卵管を通って子宮のほうへ運ばれていく。
数百万個の原始卵胞のうち、成熟して排卵するのは一生のうちおよそ400〜500個ほどと言われ、それ以外は退化消失する。
また、卵巣からはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの女性ホルモンが分泌され、女性らしい体を作ったり、健康や精神状態の安定のためにはたらいている。
(女性ホルモンの知識)
★女性ホルモンと心臓病の関連性
ほとんどの女性は心臓病の長期的要因を抱えていることを自覚していないが、男性と同じように心臓発作や脳卒中の予防策をとるべきだと警告する指針を、米心臓協会が発表した。
USAトゥデイによると、協会の指針作成委員長でニューヨーク・プレスビテリアン病院のロリー・モサカ医師は「多くの女性は短期的には心臓疾患のリスクが低いかもしれないが、長期的には心臓病で死亡する割合は3分の1。これでリスクが低いと言うのは誤解を招く」と強調。
今回の指針は2004年版よりも広範囲にわたり、女性が加齢とともに直面するリスクについても言及している。モサカ医師によると、米国では現在、女性の34%(3800万人)が心臓疾患を抱えている。
比較的若い年齢で、女性が男性より心臓発作を起こす率が低い理由は分かっていない。一部の専門家は、若い女性は女性ホルモン(エストロジェン)の量が高いことで心臓病が抑制されている、あるいは男性ホルモン(テストステロン)が男性に害をもたらすと指摘する。
今回の指針は、バランスの取れた食事、体重と血圧の管理、塩分摂取の制限、禁煙の重要性を再度強調しているほか、次のような注意事項を挙げている。
・心臓疾患予防をヨウ酸、ビタミンEやC、ベータカロチンの摂取に頼らない。ビタミンDについても、3万6282人を7年間調べた研究では著しい効果は見られなかった。
・閉経後、心臓発作を避ける目的でSERM(選択的エストロゲン受容体調節物質)を使わないこと。ラロキシフェンなどのSERMは凝血を起こしやすい。
・医師の指示がない限り、65歳になるまで心臓発作予防のためのアスピリンの常用は行わないこと。65歳以上では、アスピリンが卒中と心臓発作の危険を減らすという調査結果がある。
