アロマテラピーに使われるアロマ(エッセンシャル)オイルとは
アロマオイルには、肌から吸収されて身体に作用する効能と、香りが脳を刺激して、心に作用する効能があります。
アロマオイル(エッセンシャルオイル)は日本語では精油と呼ばれます。
植物からいろいろな方法で採られた植物の香りエキスといえるものです。
花、葉、実など植物の中で香り成分が多く含まれている部分から抽出されます。
植物には多くの種類がありますが、採られたアロマオイル(エッセンシャルオイル)の香りも多種多様に違っていて個性があります。
アロマオイル(エッセンシャルオイル)には有効成分が含有されていて、体と心に働きかけます。
それを利用したのがアロマテラピーというわけです。
アロマオイルは、分子が細かいため、肌から浸透して血流にのり、体内へ吸収されます。肌を鎮静化したり、活性化する作用もあります。
アロマオイル(エッセンシャルオイル)の香りは、脳に刺激を与え、リラックス効果、リフレッシュ効果が期待できます。
アロマオイルのいい香りは、女性ホルモンのバランスを整え、自律神経や免疫系を活性化させます。
◆アロマオイルをマッサージオイルとして使うには!
ベースオイル(スイートアーモンドオイル、マカデミアナッツオイルなど)5mlにアロマオイルを1滴の割合でブレンドしてマッサージオイルとして使います。
マッサージの方法は、オイルを手に取り、身体の先端から心臓に向かってマッサージします。
お腹のマッサージは、おへその周りを時計回りにマッサージします。
◆香りでリラックスするには!
アロマポットやアロマキャンドルを使います。
お湯を入れた受け皿に、アロマオイルを1~5滴ほどたらします。
◆アロマオイル(エッセンシャルオイル)その他の使い方!
会社などでは紙コップやコーヒーカップなどにお湯をはってアロマオイルを1~2滴入れます。
アロマオイルを持ち歩くなら、ティッシュに1,2滴たらしてバッグの中に入れておきます。
眠る時は、枕に1,2滴たらすと安眠効果が期待できます。
女性ホルモンを整えて健康に
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アロマテラピー ~ いい匂いでほっとしたり、優しい気持ちになれる!
精油とは!
アロマオイル、エッセンシャルオイルなどという呼び方もあり、どれも精油を意味する言葉です。
精油は、ハーブ(芳香植物)の花びらや葉っぱ、茎やつぼみ、根っこなどから有効成分を抽出したものです。
精油の使い方としては、精油は香料の原料になるほど濃厚なため、直接肌につけたり、飲んだりせず、薄めてマッサージに使うなど、芳香を楽しみます。
アロマテラピーには、精油(アロマオイル、エッセンシャルオイル)を使います。
精油は、ハーブから有効成分を抽出して凝縮したもの。
精油のいい匂いは、鼻から入ってホルモンの分泌を司る脳へと伝わり、記憶や感情に働きかけます。
また、精油はマッサージにも使うことができます。
マッサージによって皮膚から吸収され、毛細血管に入って全身をめぐり、器官や組織に働きかけるのです。
いい香りを感じると、心身の緊張がほぐれ、リラックスすることができます。
アロマテラピーは、そういう意味でもある程度、即効性があると言えます。
アロマテラピーは、病気やケガを治す医学治療とは異なり、人の自然治癒力を高めようとする自然療法です。
精油の選び方
初めてアロマオイルを選ぶ場合なら、単純に香りが気に入ったものから始めてみましょう。
アロマオオイルは、100%天然成分から作られているので、有機農法で栽培されているものを選ぶようにします。
信頼できるショップで、アロマオイルのアドバイザーの助言を聞きながら、気に入った香りのものからスタートします。
女性に効く精油(アロマオイル、エッセンシャルオイル)と主な効能、効果
ローマンカモミール
女性特有のイライラや緊張を鎮め、不眠を緩和する効果が。
整腸、鎮痛作用も期待できる。
ローズマリー
清涼感のある香りで、寝室で使えば目覚まし効果が期待できる。
また、利尿作用、鎮静効果、血行促進がある。
イランイラン
女性ホルモンのバランスを整える効果。
感情の高ぶりを抑え、リラックスしたいときに効果的。
スイートオレンジ
不眠の緩和、食欲促進に。
緊張や不安を解き、落ち込んだ気持ちを和らげる効果。
ネロリ
憂鬱な気分を解放して、気持ちを穏やかにする。
また、血行をよくする効果があるので、めまい、貧血に効く。
メリッサ
女性の漠然とした不安や落ち込んだ気分を癒して、明るい気持ちにさせる。
ラベンダー
お肌のトラブル、生理痛、肩こりや不眠など、多くの効果が期待できる精油。
レモン
集中力を高め、血行促進にも効果的。
お馴染みのフレッシュな香りで心をリフレッシュ。
ローズ
女性ホルモンのバランスを整え、女性特有の不安やイライラを緩和する効果。
クラリセージ
女性特有の痛み、イライラや不安などを和らげる。
女性ホルモン関連のトラブルに効果的。
ティートリー
免疫力を高めて炎症を抑える効果。
ニキビの悪化を抑える効果も。
サンダルウッド
めまい、不眠を緩和し、ピリピリした神経を和らげる効果。
ペパーミント
スーッとするいい匂いで眠気やだるさを緩和。
頭痛にも効果が。
ユーカリ
抗ウイルス作用で炎症を抑える。
眠気覚ましにも効果的。
マージョラム
整腸作用の他、頭痛、不眠にも効果が。
張りつめた神経を和らげる。
グレープフルーツ
むくみ対策や疲労回復に効果。
さわやかな香りでデオドラントにも使える。
サイプレス
食欲を抑える働きでダイエットにも効果が。
のぼせ、むくみなどにも効く。
ジュニパーベリー
独特な香りでリフレッシュ効果が。
他、食欲を抑えたり、むくみ解消など。
ゼラニウム
女性ホルモンの働きを整える。
女性の心のトラブルに効果的。
ベルガモット
不安や憂うつな気持ちを解き、心に活力を与える効果。
眠気覚ましにも。
アロマオイルの注意点について
★学名、生産地、成分などが明確なものを選ぶ。
★使用期限などを厳守する。
★アロマオイルは使用後フタをして冷暗所で保管する。
★原液のまま使用しない。
★飲用には絶対使わない。
★子供、お年寄り、妊娠中の女性などの使用は専門家のアドバイスを聞いてから使用する。
★アレルギー体質がある場合は、パッチテスト後に使用する。
アロママッサージについて
アロママッサージとは、アロマオイル(精油)を使って身体をマッサージすること。
アロマオイルのいい香りとともに、皮膚から精油の有効成分が浸透して、緊張や高ぶった気分を和らげる効果があります。
アロマオイルの原液をそのままアロママッサージには使えません。
キャリアオイルという植物オイルで濃度1%以下に薄めて使います。入浴後は身体が温まって血行がよくなっており、アロマオイルが浸透しやすいのでさらに効果的。自分でしてもいいし、パートナーにしてもらっても気持ちがいいでしょう。
◆マッサージオイルの作り方
キャリアオイル10mlに対してアロマオイルを2滴混ぜます。
手のひらにキャリアオイルをとって、アロマオイルをそこへ垂らして使います。
◆主なキャリアオイル
セントジョーンズワートオイル
イブニングプリムローズオイル
ホホバオイル
スイートアーモンドオイル
芳香浴とは!
芳香浴とは、部屋にお気に入りのアロマの香りを漂わせて、ゆっくりとした時間を過ごすこと。
オイルウォーマーを使って精油の香りを空気中に放ちます。
芳香浴はアロマオイルだけでなく、ハーブやアロマキャンドル、線香タイプのものもあります。
お部屋でなくても、ハンカチやマグカップなどに香りを持ち出せば、職場や外出先でも芳香浴は可能です。
アロマバスとは
芳香入浴ともいい、アロマオイルのいい香りを楽しみながら、肌からも精油の有効成分を吸収することができるのがアロマバス。
アロマバスの方法は、お気に入りの精油や症状に合わせた精油を4~5滴ほどお湯に混ぜてかき混ぜるだけ。
足浴、手浴にもアロマオイルを取り入れるとよいでしょう。
蒸気浴と湿布
蒸気浴について
蒸気浴とは、洗面器などにアロマオイルを1~2滴たらして、その湯気を10分~15分吸い込むこと。
その際、湯気を逃がさないよう、乾いたタオルを頭からかぶって水面から15㎝くらいのところに顔を近づけます。
湿布について
湿布をする際にもアロマオイルを取り入れることで効果がさらにアップします。
生理痛や肩こり、頭痛の時などに効果的。
アロマを使った湿布の方法は、
温湿布なら熱湯、冷湿布なら10度以下の冷水にタオルを浸し、アロマオイルを1~2滴ほど垂らして患部にあてます。