女性の骨粗鬆症 世代別の注意点と対策とは
10代~20代
骨が作られるのがこの時期。
無理なダイエットは避け、栄養バランスのとれた食事を摂ることが肝心です。
また、骨を強くするためには骨に、ある程度の負荷をかけることも必要なので、定期的な運動も不可欠となります。
30代~40代前半
家事や仕事に忙しく、偏食になったり、睡眠不足など、生活リズムが不規則になりがちな年代です。
カルシウム(乳製品)
ビタミンD(魚介類)
ビタミンK(緑黄色野菜)
など、骨に必要な栄養素を意識的に摂ることが大切です。
また、この世代は妊娠、出産、子育て(授乳)の時期でもありますので、不足しがちなカルシウムの補給は積極的に行ってください。
40代後半~50代
全体的に骨量の低下が始まる頃がこの年代になります。
栄養バランスのよい食事、適度な運動を日々の生活に取り入れていくことも必要です。
高血圧や糖尿病、高脂血症など、骨量の低下を招く病気も多くなる年代です。
生活習慣病予防に努めることも大切です。
骨密度測定を定期的に行うようにするとよいでしょう。
骨粗鬆症の早期発見につながります。
60代以上
骨粗鬆症予防と対策の基本として、
バランスのとれた食事
定期的な(適度な)運動
日光浴(ビタミンDを作るため)
定期的な受診と検査
歩行時にはつまづかないように注意する(骨折の防止)
夜中でも最低限度の明かりをつけておく(トイレに行く時に必要)
家の通路、トイレ、お風呂などに手すりを設置する
などが挙げられます。