女性ホルモンを整えて健康に

女性特有の肩こりの原因と解消法について

女性特有の「肩こり」の症状について


気分転換が大事!適度な運動もおすすめです!
女性の中にはほぼ慢性的に肩こりを訴える人がいます。肩がこって背中や首、腕などまで痛んだり、肩こりによる頭痛がする場合もあるようです。

女性の肩こりの原因は

女性ホルモンバランスとストレスによる肩こり
西洋の人々は、日本人に比べると肩こりや冷え性の人が少ないといわれています。
西洋人は食生活や体格の違いから日本人に比べると体感温度が高く、血液循環が日本人よりよいことがその理由。
つまり、肩が凝るのは、血液循環が滞っている証拠。

ストレス、運動不足、仕事のプレッシャーなどが重なって常に緊張を強いられる現代社会の女性たちはリラックスする時間が十分には取れていないことも要因のひとつ。
もちろんこれは男性にも言えることですが。


ストレスや緊張状態がリフレッシュされないと、疲労物質である乳酸が蓄積されて筋肉がこり、血液循環をさらに悪くします。
このこりが取れないうちに、さらに新しい緊張とストレスを抱えるとどんどん肩こりが悪化して慢性化していくのです。

特に女性はひと月のうちで、女性ホルモンの働きによって、卵巣機能が低下する時期がありますが、これも血行不良の大きな原因のひとつ。
肩こりも女性ホルモンに起因することがあります。

「肩こり」は男女共通?
便利になった現代社会における日常生活の副産物として、「生活習慣の乱れ」 「運動不足」 が、あげられますが、肩こりの原因の中で、一番多くみられるのは「筋肉の疲労」によるものです。


デスクワーク等による「長時間での同じ姿勢」、これに伴う「不良姿勢」「机と椅子のアンバランス」「不良姿勢による長距離運転」など、“全身を使わず、同じ筋肉のみ使いつづける”結果、筋肉が疲労をおこし、肩こりの大きな原因として多くあらわれるのです。


色々な肩こりの原因
◆姿勢
無理な姿勢を続けたり、長時間同じ姿勢を続けていると筋肉が緊張したままになり、血液の循環が悪くなります。パソコンなどデスクワークが多い人などは要注意です。寝ころがってテレビを見たり、新聞を床に置いたままで読んだり、猫背でいるのも、肩の筋肉を緊張させ、肩こりの原因になります。

◆目の疲れ
メガネやコンタクトレンズが合っていなかったり、パソコンなどを長時間見続けると、目が疲れます。その結果交感神経が興奮状態となり、血管が収縮して血流が悪くなり、肩こりの原因になります。

◆内臓
狭心症や心筋梗塞、糖尿病や高血圧など内臓系の病気がある場合、循環が悪くなって、肩こりを起こすことがあります。この場合、原因疾患の治療が第一です。

◆歯
顎関節症や噛み合わせの不全、歯周病などが原因で、肩こりが生じることがあります。歯軋りなども肩こりの原因となりますね。歯軋りはストレスから来ているとも言われています。

◆こころの問題
ストレスやうつ病など、精神的に緊張したり悩んだりすると、交感神経が優位になり、筋肉内の血管が収縮します。そのため、筋肉を使っていないのに、血行が悪くなり、筋肉に老廃物がたまってしまう結果、肩こりを生じることになります。

◆骨
首の頚椎にヘルニアなど異常が生じた結果、神経を圧迫し、痛みやしびれを起こすことがあります。整形外科での治療が必要です。

◆肩の揉み過ぎにも注意!
マッサージや整体で強く肩を揉みすぎるのはよくありません。
もまれた筋肉が疲労して揉めば揉むほど硬くなってしまいます。

女性ホルモンとダイエットの方法

肩こりもあまり重い時は迷わず受診!
肩こりが重くて痛みを伴う時は、

筋弛緩剤(きんしかんざい)、
消炎鎮痛剤(しょうえんちんつうざい)

などを服用してみます。痛みが和らいで楽になってきます。
同時に湿布を使うとさらに効果的。
痛みを我慢しないことが大切です。痛みは痛みを増幅してさらに痛みを悪化させることがあります。

また、日ごろから、特に仕事中などは短い時間でもできるだけマメに休憩をとることに努めます。デスクワーク中心のお仕事の場合は特にいえることです。
同じ姿勢で長い時間作業をしないことで肩こりを緩和することができます。

休憩時間には、首や肩をゆっくり回したり、腕を高く上げて伸びをするなどの簡単なストレッチ運動で、肩がこったらすぐに血流を促すように心がけてください。

女性特有の肩こりの緩和には女性ホルモンを補うと効果があります!
たとえば、更年期で卵巣機能が低下している状態では、肩こりをはじめ、のぼせたり頭痛がひどくなります。
更年期で女性ホルモンが不足して起こる症状です。
女性特有の肩こりは女性ホルモンを活性化させることで緩和することができます。
肩こり程度で?といわず、肩こりがあまりつらい時は婦人科の診察を受け、血液中の女性ホルモン量を調べてみると原因が明らかになるかもしれません。
低用量ピルやエストロゲンを補う治療を受けて卵巣の働きを活性化させます。





アロマでマッサージ
肩こりには強く揉みほぐすようなマッサージよりも、血行をよくするためのリンパ系マッサージの方が効果的です。
入浴後にアロマオイルを使ったマッサージがおすすめです。
マジョラム、ローズマリー、ジュニパー、ペパーミント、ラベンダーなどのアロマオイルでやさしくマッサージしてみてください。リラックス効果も重なりとても気持ちがいいです。

肩こりに効く食材とは!
朝鮮アザミ(アーティチョーク)という食材をご存知ですか?
肩こりだけでなく、疲れやだるさ、目の疲れにも効果があるといわれています。
脂肪の分解を助け、血液循環をよくして肝臓の機能を高めてくれます。
欧米ではお肉のガロニとしてよく使われる食材です。
アザミ系のハーブならミルクシスル(マリアアザミ)があります。
サプリメントやハーブティーで飲んでもいいでしょう。

※朝鮮アザミ(アーティチョーク)とは!
大きなツボミの中心部にある柔らかいガクと花托を食用にします。フランスやイタリアではとくに好まれ、初夏から秋口まで、市場にはアーティチョークが山積みされています。日本では気候が適さず、三浦半島などで少量作られている程度。ゆでたアーティチョークはユリネやジャガイモに似た舌ざわり。


お風呂の入り方
肩こりの人は、ぬるめの湯にゆったりと首までつかって温まるのが一番です。
汗が出てくると、体の芯まで十分に温まっています。
湯あがりに、こっている部分に45度前後の熱めのシャワーを勢いよくかけると、さらに血行がよくなります。
また、コリがひどい時は、シャワーの交代浴もよく効きます。
まず、40~42度のシャワーを2~3分浴びてから17~20度のシャワーを2~3分浴びます。これを5~6回繰り返し、最後にお湯を浴びます。
また、肩のうっ血は夜より朝のほうがひどいので、できれば朝晩2回の入浴をおすすめします。

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