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女性の「静脈瘤」の症状と原因、治療と緩和

女性の静脈瘤の症状


静脈瘤は足の血管にできることが多い

ひざの裏側の血管がぶどうのように腫れる、
足の付け根がプックリと腫れる、
それに伴い、足がだるくて、痛みがある場合もあります。
また、下半身のむくみ、冷えがあったり、妊娠をきっかけに静脈瘤ができる女性もいます。
さらに症状が重くなると湿疹ができたり、色素沈着、潰瘍ができます。同時に静脈瘤は美容的な悩みの原因にもなります。

足の静脈には、深いところを走る「深部静脈」と皮膚表面近くを走る「表在静脈」があります。
多くの静脈瘤は、表在静脈の弁が壊れるために発生します。

静脈の弁は、血液の逆流をくいとめるのが役目。
つまりこれが壊れてしまうと、血液が逆流することになり、足の下の方に血液がよどんでたまるようになります。
その結果、静脈が拡張して静脈瘤ができるのです。

下肢静脈瘤とは!

「下肢静脈瘤」とは、静脈内にある血流を支える弁が壊れ、足の血液が停滞して溜まり、足の静脈血管が浮き出てきて目立つようになった症状のことです。
そのまま放っておくと、足のだるさやむくみ、かゆみや湿疹となり、最終的には出血、潰瘍にまで発展します。

女性の静脈瘤の原因は

静脈瘤ができるしくみとは!

心臓というポンプが送り出した新しい血液は、血管の弾力の力も借りながら動脈を通ってからだの末端まで到達し、静脈を通って心臓へ戻るしくみになっているわけですが、静脈を通って心臓に戻る時には、ポンプがあるわけではないので、自然に戻るしかありません。

つまり、静脈の血液は、ちょっとしたことで滞りやすい状態と言えます。

静脈には血液の逆流の防ぐ一種の「弁」があります。
ここで血液が流れにくくなると静脈瘤の症状として現れます。

女性の場合、静脈瘤は、妊娠中におこることが多いようです。
妊娠すると赤ちゃんがいる重たい子宮が足の付け根(そけい部)に乗っている状態になるため、足の先から心臓へ戻ろうとする静脈を圧迫して滞らせます。
ひざの裏側や足の付け根にある静脈の弁で血液が流れにくくなって静脈瘤になります。

また、加齢によって静脈瘤があらわれることがあります。
年をとると、血管の壁ももろくなり、弾力を失って静脈瘤になります。


静脈瘤ができやすいのは?

女性に多い
立ち仕事の人
妊娠、分娩
加齢でできやすくなる
遺伝によりできやすい

女性の静脈瘤 治療法と緩和、解消法について

静脈瘤の治療とは!

やっかいなことに静脈瘤は、一度できてしまうと自然には治りません。
静脈瘤がいったんできてしまうと、足がむくんだり、痛みがあるなどの症状が現れることがあります。

対策としては、まず、足の血行をよくすることです。
足を高く上げて寝たり、仕事中でも合間を見て椅子に足を上げたりすることも血行を滞らせない方法です。

弾力ストッキング(サポートストッキング)
弾力ストッキングとは、血液が足によどんでたまらないように足の静脈瘤を通常のストッキングより強く圧迫するものです。これをはくと、多くの患者さんに「足が軽くなった」と喜ばれ、実際に足の静脈瘤が改善されることが証明されています。また、弾力ストッキングは以下にご紹介する硬化療法やストリッピング手術の後にも使います。硬化療法
直接足の静脈瘤に、薬(硬化剤)をいつもより細い針で注射する治療です。硬化剤は静脈を刺激してペチャンコにし、これによって静脈瘤は小さく目立たなくなり症状もなくなります。しばらくは注射をした部分にしこりや色素沈着が起こりますが、次第に薄くなってなくなります。硬化療法に要する時間は1回10分~15分程度です。

結紮手術(局所麻酔)を併用した硬化療法
血液の逆流の強い患者さんに対しては、足の表在静脈の結紮手術をおこないます。これは、皮膚に小さい切開(2cm以下)を加え、静脈をしばって血液の逆流を止める手術。血流超音波計で場所を決めておいて、片足の数カ所(2~6カ所程度)に結紮手術をおこないます。よく「血管をしばってしまうと血液の流れが悪くなるなるのでは」と心配されますが、足の血液は表在静脈よりずっと太い静脈(深部静脈)を流れるので問題ありません。結紮手術は局所麻酔ででき、所要時間は1カ所約10分。通常、外来通院でおこなうので、当日は普通に歩いて帰宅でき、翌日から仕事・家事とも通常どおりにできます。ただし傷があるので入浴は1週間できません。希望される患者さんには、入院での結紮手術もおこなっています。

ストリッピング手術(全身麻酔)
結紮手術と同じ小さな皮膚切開で足の大伏在静脈あるいは小伏在静脈といわれる太い静脈を引き抜く手術で、100年も前からおこなわれています。多くは全身麻酔でおこないますので1週間前後(4~10日間)の入院を必要としますが、どんな大きな下肢静脈瘤も確実に治療できます。


静脈瘤に効くアロマと食品とは!
静脈瘤が腫れて炎症を起こしているときは、冷たいタオルなどで冷湿布すると楽になります。
また、静脈瘤が破裂するほど腫れている時はむやみに触ってはいけません。
マッサージもだめ。
足専用ローションなどを塗ります。(そっと)
イチョウ葉やマロニエ(西洋トリノキ)、コンフリー(ヒレハリソウ)などの植物エキスのはいったものを使うといいでしょう。


マロニエ(西洋トリノキ)
フェイシャル用、ボディ用の化粧品に広く使われるエキスです。
血管壁を強化して血栓症の予防効果もあります。

コンフリー(ヒレハリソウ)
キズや筋肉の痛み、骨の再生を早める働きがあります。

静脈瘤に効くアロマオイルとは!
サイプレス
レモン
パチュリー

など。

アロマオイルを作って静脈瘤に塗ります。

また、以外なところでは、納豆
納豆に含まれるナットウキナーゼは血栓症を予防する働きがあります。
ネギや海苔を加えて食べるようにします。
納豆は静脈瘤をケアする食品です。


静脈瘤を予防するポイント
1.立ったまま、腰かけたままの姿勢を長時間しないようにしましょう。
2.同じ姿勢のときは、ときどき足踏みしたり歩いたり、足をもんだりしましょう。
3.寝るときは足を心臓より少し高くしてみましょう。
4.両足の冷たいシャワーは足の筋肉を引き締める効果が期待できます。
5.足やひざに負担をかけないために太りすぎないようにしましょう。

足の静脈瘤について


足の「血管が 浮いている」という状態は、みなさんも容易に想像ができるのではないでしょうか?
このように足(=下肢)の静脈が太く浮き出ているものを「下肢静脈瘤」といいます。

たくさん静脈瘤ができていてもまったく症状のない人もいますが、たいていの場合、静脈瘤ができると、足がむくむ、だるい、重い、痛む、ほてるなどの症状がでます。

足の筋肉がつる、いわゆる「こむら返り」も起きやすくなります。
さらに症状が重くなると湿疹ができたり、色素沈着、潰瘍ができます。
同時に静脈瘤は美容的な悩みの原因にもなります。


足の静脈には、深いところを走る「深部静脈」と皮膚表面近くを走る「表在静脈」があります。
多くの静脈瘤は、表在静脈の弁が壊れるために発生します。

静脈の弁は、血液の逆流をくいとめるのが役目。
つまりこれが壊れてしまうと、血液が逆流することになり、足の下の方に血液がよどんでたまるようになります。
その結果、静脈が拡張して静脈瘤ができるのです。

静脈弁とは

静脈弁は、筋肉の収縮運動によって下から上へ持ち上げられた血液の逆流を、防ぐ役割をしています。
しかし、運動不足や立ち仕事の為に筋肉の収縮運動が十分でなくなると、足にどんどん血液が溜まっていきます。

血液が溜まってくると、血液の逆流を止める静脈弁に負担がかかり、どんどん血液が逆流して溜まっていきます。
放っておくと、静脈弁は壊れます。
壊れた静脈弁は、再生することはありません。

静脈弁が壊れると、血液の逆流を防げないわけですから、さらに血液が溜まっていきます。
溜まった血液で静脈が膨らみ、血管が目立ち、浮き出てきます。

この症状が『下肢静脈瘤』です。

だるい、むくむなどの初期症状から始まり、血管がめだってくる、夜中に足がつる、痒くなる、そして、色素沈着、潰瘍という症状にまで発展します。

初めのうち、ほとんどの人は自覚症状を持ちません。
だるい、冷え性、むくみといった日常的な症状が、実は足に血液が溜まり、静脈弁に負担がかかっているという警告なのです。

つまり、下肢静脈瘤の初期症状だということです。

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