女性ホルモンを整えて健康に

ニキビ、吹き出物の予防と対策について

女性のニキビ、吹き出物の症状と原因、治療と対策について


女性特有のの吹き出物、ニキビの症状

顔や背中、首、あご、また、口周りや頭皮などに出来る吹き出物やにきび。
赤い吹き出物が膿みを伴う場合もあります。
吹き出物(にきび)は、出来る場所によって原因が異なる場合があります。

女性の場合は、月経前に吹き出物がひどくなることがあります。
この時期は特にホルモンのバランスが崩れやすく、その影響から便秘、むくみ、眠気、乳房が張るなどの症状がみられますが、吹き出物もそのひとつです。

月経が始まる2~10日ぐらい前から黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌が急激に変化するため、女性の体はデリケートになっています。
特に黄体ホルモンの分泌が活発になると、皮脂が出やすい状態となります。
いつもと同じように洗顔をしていても、皮脂が浮き出て皮膚が汚れやすくなり、顔や背中などに吹き出物が出てきます。
症状がひどいときは、婦人科や皮膚科に相談してみましょう。
ホルモン治療で治る場合があります。

女性のニキビ、吹き出物の原因は

吹き出物やニキビの原因とは!
吹き出物やにきびなどのお肌の不調があるということは、からだの中にも不調があるということです。肌だけ調子が悪いということはありません。
ストレス、疲労、悩み事や偏食などが原因で吹き出物やニキビが出来ることがあります。

特に女性は、お肌は卵巣や子宮の状態をそのまま反映します。
女性にできる吹き出物やにきびは女性ホルモンに影響を受けています。

◆思春期の女性の場合
女性にも男性ホルモンが少しだけ働いているのはよく知られています。
思春期の女性に起こる吹き出物(にきび)は、この男性ホルモンの活性が高いことが原因です。
また、思春期の女性は、女性ホルモンの分泌がまだ不安定で女性ホルモンバランスが定まっていないことも原因のひとつです。

◆大人の吹き出物(ニキビ)の場合
思春期を過ぎた20代以降の大人の女性におこる吹き出物(ニキビ)は、まさに女性ホルモンのバランスが乱れているサインです。
排卵後から生理前に口周りやあごにできる吹き出物(にきび)は、女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響によるものです。
プロゲステロンは、皮脂分泌を促進するホルモンです。
排卵後から次の生理前までプロゲステロンの分泌が増えるため、生理前の冷えや胃腸の働きの低下のサインが吹き出物としてあらわれます。

ニキビ、吹き出物の予防と対策、治療の方法について

吹き出物が出来た時の食事
女性の顔や背中、あごや口周りなどにできる吹き出物やにきびは、女性ホルモンのバランスを整えることで治まります。排卵から生理前までの期間にできる吹き出物やにきびは、血行をよくすることや冷え対策が必要です。
生理前に出来る吹き出物は、月経前症候群の症状でもありますので、低用量ピルで女性ホルモンのバランスが安定すると治ります。

生理の出血量が多い過多月経の場合にも吹き出物やニキビがあらわれることがあります。中用量ピルの服用で生理を安定させて吹き出物を抑える治療法もあります。

また、どんな食事をとるかで当然ながら肌にもさまざまな影響がでます。
栄養の偏った食事をしていると、肌荒れも吹き出物もひどくなります。
特に、

ビタミンA(にんじん、ほうれん草)、
ビタミンB2(納豆、チーズ、牛・豚レバー)、
ビタミンC(イチゴ、レモン、パセリ)、
ビタミンD(サンマ、イワシなどの青魚)、
カルシウム(牛乳、ゴマ、煮干し)


が不足すると、肌荒れを起こしたり、吹き出物が出来やすくなります。
吹き出物がひどいときは、日頃から積極的にこれらの栄養を取るようにしましょう。
また、便秘も身体に毒素を溜め込んでいるようなものですから、吹き出物を悪化させる要因になります。


吹き出物(ニキビ)は刺激しない!
ニキビや吹き出物は、気になって思わず触ってしまいがちですが、指の雑菌を付けることとなり悪化させるだけです。ひどくなればなるだけ、跡が残りやすくなるので我慢しましょう。
また、毛先が触れる、髪の表面のヘアクリームが付くといった刺激でも炎症を起こしやすくします。髪の毛が触れないようにするだけでも効果があります。また、吹き出物が出来ているときは、できればメイクは避けるか、それが無理なら早めに落としましょう。


洗顔には注意!
ぬるま湯で洗顔しましょう。まず、お湯だけでさっと洗い、次に石鹸などを手の平でよく泡立ててから顔全体を洗います。小鼻や額など、皮脂がよく溜まりやすいところを重点的に、指が軽く触れるぐらいの状態でマッサージするように洗います。洗顔用スポンジを使うとさらに効果的です。あとは石鹸をしっかり洗い流します。石鹸が残っていると、そこから吹き出物が出来る可能性もあるので気をつけましょう。そして清潔なタオルでしっかり拭いて下さい。使ったスポンジは濡れたまま放置しておくと雑菌が繁殖するので、しっかり乾かしましょう。

また、洗顔のし過ぎに注意をしてください。メイクをしっかり落とすことは大切ですが、洗い過ぎは肌の乾燥を招いて、さらに吹き出物を治りにくくする可能性があります。強い力でゴシゴシこすったり、1日に何度も洗顔をする必要はありません。そして洗顔後はすばやく保湿を行い、ビタミンCなどの栄養分を与えて、皮膚の抵抗力や回復力を高めてあげましょう。できてしまった吹き出物は自分でつぶさないことも重要です。指や爪でつぶすと皮膚に傷が付き、爪の中の雑菌が混入しやすくなるため、悪化させるだけではなく、瘢痕(はんこん)や色素沈着を残す原因にもなります。あまりに症状がひどい時は医療機関で医師の診察を受け、あなたに適した治療法やお手入れの方法をアドバイスしてもらいましょう。

吹き出物やにきびがある時は、寝具にも注意しましょう!
顔に触れるものが清潔でなければ、いくら洗顔しても意味がありません。タオルはもちろんのこと、意外と忘れがちなのが寝具です。枕カバーや布団カバーは、髪が触れるので雑菌がつきやすいもの。顔の触れる部分には清潔なタオルをあて、こまめに洗って清潔にしておきましょう。また、乳液などをつけてすぐは肌が濡れたままなので、寝具の雑菌が付着しやすくなります。 30分から1時間ほどしっかり肌になじませてから、布団に入るようにしましょう。


吹き出物に効くハーブサプリメントとは!
ミルクシスル
アーティチョーク
ウコン
レッドクローバー
ダンディライオン(たんぽぽの根)
イラクサ

血液を浄化して、肌の抵抗力を促進してくれます。
吹き出物でお困りの女性は、このうちの最低1種類はサプリメントで摂取することをお勧めします。


にきびの跡を残さないために!
ニキビには、毛穴に皮脂が詰まった状態で白いブツブツができる「白ニキビ」と、それが悪化して炎症を起こす「赤ニキビ」の2種類があります。白ニキビの段階では、こまめに洗顔をするだけで治ることも多いのですが、炎症を起こした赤ニキビになると、うみが出たりズキズキ痛んだりすることもあるので、素人判断で治そうとするのは避けましょう。
最近では、ニキビ治療が飛躍的に進歩していますので、跡が残ってしまう前に、皮膚科で治療を受けることをお勧めします。

女性の吹き出物のできる場所について

吹き出物の場所によって原因が異なります!

おでこに出来るにきび
・自律神経系
・ストレス・ショック
・睡眠不足
・慢性疲労

頬にできるにきび
・過食・食事のアンバランス

頬からあごの吹き出物
・冷え
・水毒
・ストレス
・美食

首に出来る吹き出物
・女性ホルモンの低下
・冷え&ホルモンのアンバランス

吹き出物 胃腸の不調のサインかも?

吹き出物は顔だけに出来るわけではありません。

女性に多いのが髪の毛先が触れる背中上部の吹き出物です。
入浴時にはよく洗い、またなるべく髪がふれないようにしましょう。
また、この部分に出来る吹き出物は胃腸が弱っている時に出やすいものです。
添加物の多い食べ物、栄養の偏った食事、暴飲暴食はニキビの大敵です。
これらの吹き出物は、胃腸の調子が回復すると治るものです。
体からのシグナルだと思って食事を見直してみましょう。

吹き出物の対策

お腹の中を整えて吹き出物対策!

おなかの中を掃除してくれるものは、食物繊維やビフィズス菌などです。
ごぼうやきのこ、海藻類がよく挙げられます。
食物繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維の2つに分類されます。
主に不溶性の食物繊維がおなかの調子を整えてくれるのです。

食物繊維は1日に20g必要とされていますが、これだけの量を野菜だけで補うのはなかなか難しいので、主食のごはんを玄米や五分づき米に変えましょう。
米は精白するほど食物繊維の量が減ります。
例えば、玄米で食べた時と精白米を食べた時では、食物繊維の量は1/4にまで減ってしまいます。
パンもライ麦入りや全粒粉を使ったものに変えましょう。

便秘は、ほとんどの人が弛緩性便秘と言われるもの。
食事の量が少ない、食物繊維の不足などが原因といわれています。
中にはストレスや過労が原因のけいれん性便秘の方もいます。
けいれん性便秘の方は食物繊維の摂取は控えてください。

干し柿、アボカド、納豆なども食物繊維を多く含む食べ物ですが、食べ方がワンパターンだと、すぐに飽きがち。
食べ方に工夫をして、おいしく食物繊維を摂りましょう。

例えば干し柿は、サイコロ状に刻んでパウンドケーキに入れたり、ヨーグルトのトッピングなどにしてもおいしくいただけます。
アボカドはバナナ、牛乳、ハチミツと一緒にミキサーにかけてジュースにすると栄養価も高く、忙しい朝の朝食代わりにもなります。
また、納豆はお味噌汁の具にするとニオイが気になりませんし、山芋と卵黄をあえてオムレツ風に焼くと、香ばしく、おいしくいただけます。

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