女性の生理のしくみとは!
女性に生理が起こるしくみを理解しましょう!
毎月生理が起こるのはなぜか、知ってますか?
女性ホルモンは妊娠できる状態を保つために子宮内膜を徐々に厚くしていく働きがあります。子宮内膜はいざ、妊娠すれば受精卵を育てるため(着床させる)に使われるからです。
もし妊娠が起こらなければ厚くした子宮内膜は必要がなくなるので一旦体外へ排出されます。
これが毎月訪れる生理(月経)です。
女性の体は、女性ホルモンによって毎月新しい子宮内膜を妊娠のために用意しているわけです。
私たち女性は、これを毎月、閉経するまで続けていきます。
生理のときの出血は、厚くなった子宮内膜の脱落によって起こります。
もちろん、もし妊娠があれば厚くなった子宮内膜は、受精卵を着床させ、出産まで育てるのに必要ですから、当然妊娠中に生理が起こることはありません。
時期により違う女性ホルモンの分泌
女性の身体は、女性ホルモンの働きによって一定のリズムに従って生理を繰り返していきます。
毎月訪れる生理ですが、女性ホルモンの分泌量は常に一定というわけではありません。
妊娠できる状態を保つために、ひと月の間に女性ホルモンの分泌量は絶妙な変化を見せます。
卵胞期(エストロゲン期)
生理が終わってから排卵が起こるまでの8〜10日間ほど。
エストロゲン(卵胞ホルモン)が多く分泌される時期を言います。
これは、卵巣の中の原始卵胞が発育して成熟卵胞になり、これがエストロゲンを分泌して受精卵が着床できるように子宮内膜を厚く増殖されるように働きます。
この卵胞期、つまりエストロゲン期には、女性にとって身体も心も快調であり、お肌の状態も良好な時期となります。(ひと月のうちで)
排卵期
卵巣の中で育った成熟卵胞の卵胞壁がはじけて卵子が外へ飛び出す前後の2、3日が排卵期にあたります。
ただ、生理から排卵までの日数は個人、または体調によって違いがあります。
黄体期
生理が来るまでの12日程度が黄体期です。
体温が最も高くなるのもこの時期です。
排卵後の卵胞は黄色い油のような黄体となって、この黄体がプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌させます。
特にプロゲステロンの分泌量を増やすことで、子宮内膜を柔らかくして増殖させ、受精卵の着床の準備期に入ります。
また、この黄体期(プロゲステロンが優位な時期)が女性にとっては最も身体や心の不調を感じる時期でもあります。
むくみや腹痛、腰痛、頭痛があったり、精神的にも不安定となってイライラしたり、吹き出物が出たりといったことが起こります。
これらが重くなると月経前症候群になります。
女性にとってはひと月のうちで最も注意が必要な時期であり、妊娠にとっては最も大切な時期でもあります。
月経(生理)
生理はおよそ5日間。
黄体期を終えると生理が始まります。
この時期がいわゆる月経と呼ばれる時期です。
妊娠がなければ妊娠に備えて厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて外へ排出されます。
この生理の時期はエストロゲン、プロゲステロンの分泌量はひと月のうちで最小になります。
5日間の生理を終えると、再びエストロゲン優位の卵胞期(エストロゲン期)に入ります。
このように女性の身体は女性ホルモンに強く操られているともいえます。
この女性ホルモンを理解し、活用し、コントロールすることが、女性の身体と心の健康にはとても大切なのです。
ただし、当然ですが生理に伴う体調の変化は正常であってつらい不調であっても病気ではありません。
人によってこれらの症状が重い、軽いはありますので、あまりつらいようであれば医師の診察を受けることが肝心です。
受診することでずいぶん改善されることも期待できます。
女性ホルモンは「女性らしさ」のホルモンです!
女性ホルモンと男性ホルモン
男性にあるのが男性ホルモンで女性にあるのが女性ホルモンだと思い込んではいけません。
実は男性の体内でも女性ホルモンが作られるし、女性の体内でも男性ホルモンが作られるのです。
女性には精巣がないし、男性には卵巣がない。では一体どこで、どうやって!?
男性ホルモンは人体の生殖器官と副腎で作られます。
女性の生殖器官は卵巣にあたり、男性ホルモンはここで作られています。
しかも女性の体内の男性ホルモンは、女性ホルモンの量に比べて10倍以上も多いといわれています。
では男性の場合、女性ホルモンはどこで作られるのでしょう。
実は性ホルモンは変化するものなのです。コレステロールから弱男性ホルモンと呼ばれるものが作られ、この男性ホルモンから女性ホルモンが作られています。
男性ホルモンも女性ホルモンも構造はよく似ており、酵素の微妙なはたらきによって全く違うはたらきをする2つのホルモンが誕生するというわけ。
しかし男性の体内の女性ホルモン量は、女性に比べておよそ半分程度です。
