女性ホルモンを整えて健康に

女性ホルモンバランスこそ健康のカギ!

女性特有の「めまい(眩暈)」、耳鳴りの症状


ストレスや疲れが症状を悪化させる!

女性に起こるめまいや耳鳴りは、立ちくらみのようなめまいから、目が回って立っていられないような激しいめまい、また、同時に耳鳴りを伴うめまいを訴える女性もいます。

(回転性めまい)
急に発症し、吐き気・嘔吐、耳が聞こえづらくなる(難聴)などの症状を伴うことがあります。
回転性めまいの多くは、耳の異常が原因で起こります。放っておくと、難聴になる恐れもあります。
また、脳出血や脳梗塞といった脳の異常でも回転性めまいが起こることがあります。

(浮動性めまい)
急に、あるいは徐々に症状があらわれ、フワフワ揺れる感じと、頭痛やしびれ、運動まひなどの神経に関係する症状を伴うことがあります。浮動性めまいの多くは、脳の異常が原因で起こります。

(立ちくらみのようなめまい)
立ち上がるとクラッとしたり、目の前が暗くなったりするめまいは、血圧の変動に関係する全身性の病気が原因として考えられます。


めまいが起きた時は、気分が悪くなり、嘔吐、顔面そう白、発汗などを伴います。
また、耳鳴りや難聴などが現われることもあります。
手足がしびれる、口がもつれる、目がかすむといった症状が起こることもあります。

めまいが起きる状態も、後ろをふり返った時、体を横にした時、起き上がった時などがあります。

どんな症状かを正確に把握することは、原因を特定する重要なポイントとなります。
さらに、まためまいが起きるのでは、という不安感がある場合も受診時に医師に伝えましょう。

女性の眩暈(めまい)、耳鳴りの原因

めまい、耳鳴りの原因

何らかの理由で体液や血液の循環が悪くなると、三半規管(耳の奥にある)に影響を及ぼしてめまいや、耳鳴りの原因になることがあります。
(三半規管には平衡感覚を保つ働きがあります)

めまいや耳鳴りを伴う病気には、中耳炎、顔面神経マヒ、メニエール病、うつ病などがあります。
めまい、耳鳴りの診療機関は、耳鼻科、精神科、心療内科など。

貧血がないかも調べてください。

めまいの原因として貧血も見逃せません。不規則な食生活やダイエットなどで、日本の成人女性の約半数が貧血予備軍といわれているほどです。貧血とは、血液の中に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量が少なくなって、体内に酸素が十分に行き渡らない状態のことです。こうなると、各臓器が酸欠状態となり、脳が酸欠になると「めまい」の症状を起こします。貧血の場合はこの他に、息切れ、動悸、だるさ、疲れやすい等の症状を伴います。

めまいが起こった場合、難聴、眼振、耳鳴り、小脳症状などの随伴症状をチェックします。脳血管障害や脳腫瘍の場合もありますから、まずCTやMRIを行います。この場合はMRIの方が診断が容易です。それではっきりした病変がない場合で、真性めまいであれば迷路性のめまい、仮性めまいであれば椎骨脳底動脈循環不全や頸性めまいを疑います。

耳鼻科では聴力検査、フレンチェル眼鏡といってレンズの分厚い眼鏡をかけた眼振の検査、耳に水や温水を入れて眼振を見るカロリックテスト、身体の重心の揺れを見る斜面台テスト、足踏み検査などを行います。聴性脳幹反応といい、耳に音を聞かせながら脳波をみる検査も行われます。

椎骨脳底動脈循環不全や脳梗塞を疑った場合はMRAや脳血管撮影を行って脳の血管を見ます。脳や脳血管の病気の場合は脳神経外科、神経内科、迷路性めまいの場合は耳鼻科にかかります。

異常がない場合は、女性ホルモンのバランスを崩れている可能性があります。
特にストレスなどが原因でめまい、耳鳴りが起こることがあります。
また、月経前症候群や更年期障害の症状としてもめまい、耳鳴りがあらわれることもあります。

めまい、耳鳴りのその他の原因
血圧が急激に変動すると、脳に送られる血液量が不安定になり、めまいが起こることがあります。また、不安や心配事、ストレスなどが積み重なった場合にもめまいが起こることがあります。
代表的な病気には、高血圧、低血圧(起立性低血圧(下記参照))、不整脈、低血糖、貧血、などがあげられます。

☆起立性低血圧
横になった状態や座った姿勢から急に立ち上がったときに、めまいを起こしたことはありませんか? 急激に体を動かしたことによる血圧の低下が考えられ、一般に起立性低血圧症といわれています。

「めまい」「耳鳴り」の治療法と解消法について

女性ホルモンバランスの乱れ、ストレス、不安

更年期障害や月経前症候群など、女性ホルモンのバランスの乱れによるめまいや耳鳴りの治療は、精神的な安定を目的に精神安定剤や血流の循環を良くするための循環改善剤、漢方薬などが処方されます。

診断結果、女性ホルモンが足りない状態であれば、低用量ピルなどのホルモン剤を服用します。女性ホルモンが不足して、めまいや耳鳴りを起こしている場合、治まるまでに時間がかかることがありますが、ホルモン剤の助けを借りながら、女性ホルモンの分泌が安定してくるので、めまいや耳鳴りの症状が緩和されていきます。

ストレス、不安は症状を悪化させることがあります!
精神的に不安なことがあると、めまいが治まらないことがあります。
ストレスが多い女性ほどめまいや耳鳴りの症状が悪くなる傾向にあるようです。
仕事など生活のリズムを調整して、過労や睡眠不足がない生活を心がけてください。


日頃からできるめまいや耳鳴り対策
何はさておき、ストレスや不安を取り除く努力をしてくださいl。
半身浴はいい気分転換になります。アロマオイルを数滴たらしてゆったりとした時間を楽しむ習慣を持ちましょう。

めまい、耳鳴りに効くサプリメントとは!
イチョウ葉のサプリメントはめまい、耳鳴りに効果的です。
脳への血流量を増やす働きを持ちます。

めまい、耳鳴りに効くハーブとは!
西洋サンザシ(ホーソーン)というハーブがあります。
これは、強心薬、循環改善薬として広く使われています。
サプリメントで試してもいいでしょう。

他には、ピクノジェノール、ビタミンEなどもめまいに効果があります。

最近はめまいや耳鳴りが若年化しているといわれています。
食生活の乱れや生活習慣の多様化によって、身体がはやくから老化して、卵巣機能や子宮も老化がはやくなりつつあります。
偏った食生活、コンビニ弁当やファーストフードなどではなく、生の食材から作った料理をバランスよく食べることに努めてください。
ブロッコリー、人参、アスパラガス、芋などが老化対策になる健康美容食品です。

浮動性めまいの解消
原因不明のフワフワとしためまいがダラダラと長く続くのがフワフワタイプの特徴。寝つきが悪い、熟睡できない、食欲不振、だるさ、落ち込みや不安のココロのストレス等から来るものでもあります。

生真面目な人、神経質な人がなりがちなので、上手く気分転換することが第一。あまり思いつめずに肩の力を抜いてリラックスしましょう。
例えば、ぬるめのお湯(39℃くらい)にゆっくりと浸かると昼間の活動で緊張していた交感神経から、リラックスを促す副交感神経へとスイッチが入れ代わります。すると自律神経もバランス良く整うはずです。血行を良くする入浴剤を入れると更に効果があがりますね。
また、アロマオイルやお香など、天然の香りも効果があるようです。緊張したときはグレープフルーツ、疲れた時はゼラニウム、不安な時はラベンダーやイランイランが良いでしょう。

回転性めまいの解消
耳の奥にある内耳のトラブルによって天井がグルグルまわる、頭がフラフラするといったタイプのめまい。耳鳴りや難聴を伴うこともあります。また、1週間ほどは、グルグルめまいだったのが、フラフラに変わってくるという人は、ひどくなっているサイン?!

デリケートな内耳に負担がかからないよう、大きな音がする場所、雑音が激しい場所は避けましょう。耳せんを持ち歩く等の対策も良いでしょう。
また、内耳の働きを支えている小脳の機能を鍛えるために、自宅で目をつむったまま片足をあげ、バランスを保つ対策も行ってみるといいですね。
できるだけ長くバランスを保てるほど、小脳は鍛えられていきます。
しかし、鍛えられたからと言って良いとは限りません。
日々の生活で睡眠不足や疲れを溜めないように心がけ、小脳にあまり刺激を与えないようにしましょう。
あまりひどい場合は市販薬で応急処置を、そしてきちんと医師に相談した方がよいでしょう。




立ちくらみの解消

すーっと血の気がひくような、クラクラとしためまいが特徴の立ちくらみタイプ。
血液の循環が悪い方に起こりやすいめまいです。
血液の循環が悪い方とは、肩こり、冷え性等の症状がある方があげられます。

こうした方には「ヘム鉄」を摂るのがオススメ。
食品ではあさり、レバー、まぐろ等があげられます。
また、血行を良くするショウガやアーモンド、ピーナッツなどのビタミンEも摂ると良いです。

それとプラスして、ストレッチやエクササイズ等で血液の循環を促しましょう。
また、水分をあまり摂っていない方にも起こりやすい立ちくらみタイプ。
脳の血液不足によるめまいが原因なので、スポーツをする前、入浴前など立ちくらみが起きそうな時に前もって水分補給をしておきます。

女性に多い「めまい」

低血圧が原因の「めまい」
女性に特に多いのが、低血圧が原因で起こるめまいです。
フラフラとしためまい感があり、だるく疲れやすくなります。

同時に頭痛や肩こり、耳鳴り、動悸、息切れなど複数の症状が伴うこともあります。
しかし、体質的に低血圧の場合は特に治療の必要はありません。

血圧がさらに下がらないよう栄養バランスの取れた食事をとり、適度な運動と十分な睡眠をとって規則正しい生活をすることで改善できます。
ただし、本来低血圧の体質ではないのに、血圧が下がった場合のめまいは特に注意が必要です。
出来るだけ早く受診しましょう。

気を付けたい「めまい」とは

突然に激しいめまいがした、
何度も起きる、
めまいとともに手足のしびれや皮膚感覚の異常などが現われる、
しばしばつまずいたり転んだりする、


といった症状がある場合には直ちに専門医にかかりましょう。

問診が重要ですので、お医者さんに症状を的確に伝えられるよう、めまいに関する日記をつけるといいでしょう。

吐き気や嘔吐は、数日後に出て来ることもあります。
体や周りがフワフワする浮遊性のめまいも、脳の病気が原因のことも少なくありません。

こんなときははっきりした自覚症状が出にくく、重大な病気の可能性もありますので注意が必要です。
高血圧や糖尿病などの持病のある人は、まずかかりつけの医師に相談しましょう。

Design by http://f-tpl.com
Copyright(c) 女性ホルモンバランス講座. All Rights Reserved.