女性ホルモン関連ニュース
男性、女性で違う医療のあり方
男性、女性では平均寿命も違うように、なりやすい病気や薬の効き方が違います。
骨粗鬆(こつそしょう)症や膠原(こうげん)病は女性のほうが圧倒的に多く、
糖尿病はどちらかといえば男性に多い病気です。
がんも発生しやすい場所に男女差があることはご存知の方も多いのではないでしょうか。
また、治療薬の効き方にも性差があるはずですが、これまでは薬剤の臨床試験の大半は男性中心で進められてきました。
それがそのまま女性にも当てはめられてきました。
性差をつくる要因は、性染色体や遺伝子、あるいはホルモンによる違いばかりでなく、社会・文化的要因や環境による影響も関係していると考えられます。
性差医療に早くから注目してきたアメリカでは、臨床医学・基礎医学だけでなく社会科学系の学問も融合した学際的な女性の健康に関する研究が推進されています。
女性専門の病院もあります。
ようやく日本でも、研究の結果を病気の診断や治療、予防措置へ反映することを目的として、性差を考慮した医療が提唱されるようになりました。
「女性専門外来」などはその一つの表れといえます。
2008年2月には第1回の日本性差医学・医療学会が開催され、そのテーマは「患者にやさしい医療」。
さまざまな病気の性差に関する研究は始まったばかりで、実はまだよく分かっていないことが多く、これから期待される分野です。
毎年3月1日から8日は女性の健康週間です。 女性の健康に対する関心が、社会的な流れとしての高まりをみせています。
女性ホルモンは「女性らしさ」のホルモンです!
女性ホルモンを増やす、女性ホルモン剤で補う
女性の体は毎月の月経周期によってコントロールされ、女性ホルモンの分泌周期と密接に関係しています。1ヶ月の中で、肌荒れのひどい時期があったり、イライラしたり、逆に調子が良かったりする時期があるなどは、すべて女性ホルモンの分泌と関連します。
月経前症候群(PMS)は、女性なら誰にでも出る症状で、自然な生理現象ともいえます。
女性の体内では,
エストロゲン(卵胞ホルモン)
プロゲステロン(黄体ホルモン)
という2つの女性ホルモンが、バランスよく分泌されています。
☆エストロゲンには、母体を守る働きがあり、様々な面で全身にわたる保護作用が働き、女性の健康のカギを握っています。
エストロゲンは、肌や髪にツヤを持たせ、バストにハリを持たせ、骨を丈夫にするなど女性らしさを作る働きをします。
エストロゲン優位期には心も体も快調で、肌の調子も良く、気分も安定してイキイキしています。
☆プロゲステロンは妊娠の準備をするために子宮内膜をふかふかにして、妊娠した場合にはそれを維持する働きがあります。
プロゲステロン優位期は、ボッーとして、水分や血行が滞り、肌荒れ、腹痛、肩こり、便秘などの不調が出やすくなります。
プロゲステロン優位期は、女性の体にとっても重要な時期でもあるので、体の調子を落とさないように気をつけなければなりません。
ストレスや過度なダイエット、不規則な生活などにより、この2つのホルモンバランスが崩れると、生理不順や無月経になったり、肌や髪・骨などに影響が出てきてしまいます。ホルモンバランスの崩れは、体を老化させる原因になることが最近わかってきました。
女性ホルモンと男性ホルモン
男性にあるのが男性ホルモンで女性にあるのが女性ホルモンだと思い込んではいけません。
実は男性の体内でも女性ホルモンが作られるし、女性の体内でも男性ホルモンが作られるのです。
女性には精巣がないし、男性には卵巣がない。では一体どこで、どうやって!?
男性ホルモンは人体の生殖器官と副腎で作られます。
女性の生殖器官は卵巣にあたり、男性ホルモンはここで作られています。
しかも女性の体内の男性ホルモンは、女性ホルモンの量に比べて10倍以上も多いといわれています。
◆では男性の場合、女性ホルモンはどこで作られるのでしょう。
実は性ホルモンは変化するものなのです。
コレステロールから弱男性ホルモンと呼ばれるものが作られ、この男性ホルモンから女性ホルモンが作られています。
男性ホルモンも女性ホルモンも構造はよく似ており、酵素の微妙なはたらきによって全く違うはたらきをする2つのホルモンが誕生するというわけ。
しかし男性の体内の女性ホルモン量は、女性に比べておよそ半分程度です。
